メタボな身体が引き起こす死の四重奏

肥満・高血圧・高脂血症・糖尿病。
これらは互いに関連し合って、やがては生命を脅かす「死の四重奏」です。

「最近、運動不足だな」「高カロリーな食事ばかりしているな」という方。
ただ現状認識しているだけでは、身体は快方に向かうことはありません。きちんと実践することが大切です。

冒頭の「死の四重奏」は、2つ以上の疾患を併発してしまうと相乗的に悪影響を及ぼし合い、健康リスクをさらに高いものへと変えていきます。

また、それを改善していかずに放置しておくと、果ては心筋梗塞や脳梗塞など、人間の生死に関わる病気へと発展していきます。

これらは、一昔前までは成人病と呼ばれていましたが、近年は年齢に関わらず、日頃の食生活や運動事情などの生活習慣が大きく起因していることから、生活習慣病と名称が変更されました。

名前が変わったところで、その危険性は変わるものではなく、すぐに好転させることが難しく、一番の特効薬は運動と、薬だけに頼って治すことができない危険な疾患です。

また、この死の四重奏に該当する病気のさらに恐ろしいところは、ぎりぎりの状態にならなければ、なかなか自覚症状が出てこない点にあります。

悪い生活習慣を続けていることは分かっていても、「身体に変調がないからまだ大丈夫だろう」と思ってしまう点も非常に厄介な点です。

皮下脂肪であれば、見た目にすぐ太ったと分かるので、焦る人は多いようですが、内臓脂肪が蓄積されても、すぐには分かりづらいため、発見が遅れることが往々にあります。

見た目は痩せていても、実は黄色信号である痩せ肥満に該当していないとも限りません。

最近すぐに疲れてしまう、といった症状に思い当たる人は、一度検診を受けてみましょう。
また体質によっては、肥満になりやすい・なりにくいタイプの人がいます。
近年の研究では、遺伝子が肥満に関係していることも分かってきました。

特に「倹約遺伝子」と呼ばれる遺伝子を持つ人は一般の人と比べて、エネルギーを燃焼しにくく、肥満になりやすい傾向にあります。

こういったタイプの人は、基礎代謝量が下がる年齢に差し掛かると一気に太ってしまうといったケースに陥ることも珍しくありません。

日頃から少しでも良いので運動する習慣をつけるようにしましょう。
ちなみに、日本人の3人に1人はこの倹約遺伝子タイプに該当するというデータもあります。

理不尽な話のようにも聞こえますが、太りやすい体質の人はその事実を受け入れるしかありません。
普通の人よりもさらに厳しい体調管理が必要だと肝に銘じて、運動と食事に気を配る必要があります。